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台風18号被害 公民館でのモバイルカフェ支援活動

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11月24日(火)クラッシュ・ジャパンは、心のケアのために常総市・三坂新田地区にボランティアチームを派遣しました。
地区の中下(なかしも)公民館でモバイルカフェを開きました。

この地域は、9月の洪水で床上浸水の大きな被害の出た場所です。今でも、泥や洪水の爪痕が残っています。

地元の方々をお迎えして、午後1時から3時半まで、おしるこ、コーヒー、紅茶を提供しました。私たちの中心的な目的は、心のケアです。地域の方々が「ゆっくりお話しできました」「リラックスしました」と言ってくださり、本当に嬉しかったです。

被災から2カ月半が経過しましたが、現実は本当に大変です。これからもっと心のケアが必要であると実感しました。

クラッシュ・ジャパンの働きを覚えて、お祈りと経済的な支援を宜しくお願い申し上げます。

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防災セミナーのお知らせ(終了しました)

11月23日(月・祝)にOCC4階で「防災セミナー」を行います。まだ、セミナーに参加されたことの無い方は是非、この機会にご参加ください。今回は晴海地区での防災実例紹介もあります。お席の関係で申し込みが必要です。以下のチラシをご覧ください。

地震セミナー

FCC全体会議レポート・福島県の教会とつながり続けるとは

福島県の教会とつながり続けるとは」   クラッシュ・ジャパン代表理事   永井敏夫

 

11月10日(火)の午後、須賀川シオンの丘で福島県キリスト教連絡会(FCC)の全体会が開催された。緩やかな斜面には数々の柿の木が数え切れないほどの実を実らせていた。会場には福島県内の牧師方を中心に約20名が集まっておられ、午前中には福島県内の福音放送「ライフライン」を支える会議が持たれていた。

 

司会を船田肖二先生(白河栄光)がしてくださり、まず出席者が簡単な自己紹介をした。続いて、木田惠嗣先生(郡山キリスト福音)から「福島の今」ということでお話があった。人々は通常の生活をしているが、今も尚、仮設住宅、復興住宅で暮らしている方々がいるという現実がある。仮設住宅はおそらくあと1-2年で無くなるが、双葉町の方々のようにふるさとに戻ることのできない方々がおられる。放射能は線量が低下してきているが、子どもを持つ母親方は、甲状腺癌などの発生のニュースなどもありさらに不安が強くなっているように思われる。教会の献金も減少しており、支援ネットワークを活かして活動していくには各教会が健康であることが必須であることが語られた。

 

続いて「支援活動」の調整役の住吉英治先生(勿来キリスト)のリードのもと、各地域の支援活動の様子が語られた。郡山には、関東の教会から給食と音楽の支援(継続して年四回)があり、仮設の方々に喜ばれたという報告が太田尾達三先生(郡山聖書パブテスト)からあった。高橋拓男先生(会津聖書)は、次のように語った。会津には大熊町から7000人が避難してきていたが、現在は1500人くらいに減少した。今いる方々は高齢のため他に動けない方々、学齢期の子どもたちのことを考え、卒業の区切りまでいようと決めている方々である。ちょっとした物を持って仮設を訪問し続けることを、人々が喜んでくれている。ほとんど仮設を出ることの無い年配の方々のために一台のワゴン車を借り、新潟にお連れしたが本当に喜んでくださった。

いわき方面では、楢葉町、富岡町に支援の拠点となる住居をお借りし、将来的には礼拝をという考えがあるが、放射線量などの課題も大きいことを住吉先生が話された。南相馬の状況が石黒實先生(南相馬キリスト)から紹介された。福島第一原子力発電所まで22キロの所にある南相馬市では、42000人の内三分の一は市外に住んでいる。一方その方々の倍くらいの人々が全国各地から車で来て、除染活動のために居住している。南相馬地域に入るボランティアの数は本当に少ないという現状も報告された。

福島地区(県北地域)では、毎月ミーティングをし、教会同士の励ましにもなっていると久場政則先生(北信カルバリー)は話してくださった。この地区の教勢は減少傾向にあり、二名の牧師が召された。日本聖書協会の支援で、県北にある25教会のうち、賛同を頂いた18教会を紹介した共同教会案内パンフレットを作成した。肥満度が上昇したり、情緒の不安定な子どもが少なくないと言われる県内の子どもたちに対し、遊ばせる機会として「キッズパーク」を月に一回行っており、200人くらいの参加がある。県内のその他の地域でも諸教会が仮設住宅に訪問しイベントをしている

 

子ども保養プログラムである「福島HOPE」の活動の様子をスタッフの塩津由扶子さんが紹介してくれた。中通り(福島県中央部)の子どもたちを中心に、8月、9月、10月とキャンプをしてきた。(会場は新潟県、山形県の青年の家など)12月には雪遊びキャンプを予定している。最近の傾向として、浜通り(いわき方面)からの参加申し込みが続いている。また、東日本大震災後に出生した幼児(3-4歳)を持つお母さん方が体のことを気にしている。母親たちが自分たちで保養プログラムを企画しようというグループもでき、福島HOPEで企画募集のお手伝いをしたいと考えている。

 

放射能計測」について岸田誠一郎先生(福島聖書)から説明があった。放射能対策室には、三台の計測器があり、計測活動、放射能問題学習会を実施している。HSF:Hot Spot Finder(ホット・スポット・ファインダー)を用いて県内を中心に計測しているデータの紹介もあった。線量は急激には下がらないこと、池沼や河川の近くの線量が高いこと、線量は福島第一原子力発電所の同心円には関係が無いことなども語られた。

 

相模原牧師会・「ミッションみちのく」から阿部信夫先生(相模原グレース)が出席しておられ、岩手県大船渡で9月に開催された星野富弘詩画展が多くの人々に生きる力と励ましを与えたことが報告された。またNature & Human Japanという団体の姉妹から障害を持つ子どもたちをハワイで保養するプログラムの紹介があった。ハワイでの受け入れ態勢が作れるようにというお祈りの課題が出された。クラッシュ・ジャパンとしては、引き続き傾聴プログラムについて紹介する機会があった。

 

福島県内の牧師方が2-3ヶ月県外で保養できる場所を求めていること、またその間の説教の支援という必要もあることが語られた。スイッチがいつもオンになっている状態に近いのかもしれない。数日でも牧師リトリートにいけたらという正直な声もあった。これらの思いに応答するための何らかの窓口の設置が求められている。

 

今回のレポートを読む方々が、「神さま、私に願っておられることは何ですか?」と祈り、神さまに聞いていけますように。そして福島県内の教会とつながり続けていけますように。 来年3月8日(火)にはまた須賀川シオンで祈りの集いが予定されている。

福島県キリスト教連絡会

福島県キリスト教連絡会

11月10日(火)の午後、クラッシュ・ジャパン代表理事の永井先生が、福島県須賀川のシオンの丘で開催された福島県キリスト教連絡会(FCC)の全体会に出席しました。福島県内で復興支援活動を続けている20名弱の牧師、スタッフの方々が集い、現状の報告、課題の分かち合い、そして祈りの時をもちました。

放射能の影響に不安を抱きながらも、日々歩んでいる方々に、福島の教会は仕えてきました。そしてその働きは今後も続いていきます。

福島のために、祈り、その必要に応答していく歩みが日本の教会や支援団体に求められています。

 

<フェイスブックより…>

「能登地震災害支援のための集い」(約2時間)2025年1月23日(木)11時~於:内灘聖書教会 ... See MoreSee Less
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【情報提供】「災害ボランティア対応プログラムのご案内」主催:特定非営利活動法人PSV JAPAN今回のセミナーでは、臨床心理士・ICISF認定教官の郭 ヘレン先生から災害時におけるピアサポートボランティア(PSV)としての対応のあり方、そして自らのセルフケアなどのストレスマネジメントを教えて頂きます。自然災害が多い日本では、現場で支援活動を行う支援者への心理的サポートが非常に重要です。災害現場で対応する支援者のストレスマネジメントは、心理的影響を軽減し、支援活動を健康的に継続するために不可欠です。このセミナーでは、災害支援団体がICISF(国際危機的出来事ストレス財団) のグループ危機介入コースの手法の災害対応、特にボランティア活動の場面でどのように活用するかを学んで頂きます。《講師紹介》郭 ヘレン, MA, CCIMSICISF認定教官学位: ヒューマン・サービス・カウンセリング修士号取得その他: グリーン・クロス・トラウマトレーニング米国において歴史の学士を修了後、中学校や高校の教員を務め、その後心理学の修士号を修める。東日本大震災後には、災害支援団体の一般社団法人CRASHJapanを通して東北各地で被災者や支援者のための心のケアと支援に取り組む。個人カウンセリングに加え、各地で傾聴セミナーと心のケア・ワークショップを開 催。日本の居住歴は30年以上。《講師より一言》「瓦礫の撤去や炊き出しに止まらず。、適切な訓練を受ければ、被災者、対応者、ボランティアとして、強力な影響力を持つことができます。支援のための優れたテクニックを学び、ストレスを管理できるピアサポートボランティアになりませんか?」災害ボランティア対応プログラム 参加申込《日時》2025年1月25日(土) 10:00〜12:00《Web On Line》このセミナーは、オンラインZOOMを使用したプログラムになっております。◉ 参加費:利用会費として一口、¥3,500 円 ◉ セミナーの参加申込、参加費は、参加登録時にPeatixにて申込をお願いいたします。参加申込:https://crisisvolunteer25jan2025.peatix.com◉ 今回のセミナー開催の1週間前に、ZOOM ID,Pass Code、テキストも添えてメールにて配信させて頂きますので必ず記入してください。《問い合わせ》お問い合わせの際には下記までご連絡をお願い致します。特定非営利活動法人PSV JAPAN 川上守利npo.psv.japan@gmail.com ... See MoreSee Less
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栗原一芳先生が天に帰られました。 かねてから療養しておられた栗原一芳先生は12月7日にお亡くなりになりました。 私の記憶を辿ってみると、クラッシュジャパンが2011年の東日本大震災被災者支援の活動をはじめた時から先生は関わっておられました。初めは広報部門におられたように思います。 暫くして、先生は自らが江戸っ子ということもあってか、首都圏の教会防災ネットワークの構築に重荷を持って活動を始められたように思います。 首都圏の諸教会にこつこつと足を運び、地域の牧師会で防災ネットワークの大切さを語り、またクリスチャン新聞に啓蒙の記事を連載されました。そう言う意味では、栗原先生は、現在の首都圏教会防災ネットワークの生みの親と言えます。 先生は触媒として、またアドバイザーとして、人々を励まし、促し、建て上げる役割を全うされたと思います。また先生のお話は分かりやすく、かつインパクトがありました。 首都圏にあるひとつひとつの教会ネットワークが、栗原先生の遺志を継いで(蒔いてくださった種が益々成長して)、更に活性化し生き生きとした実働を志向した繋がりを保ちながら歩んでいけますようにと心から祈ります。 代表理事 永井敏夫 ... See MoreSee Less
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