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ふたつの「ひとつ」区切りと地域  〜 ふくしまHOPEプロジェクトの総会に出席して

 

2月9日(火)ふくしまHOPEプロジェクトの年次総会に出席した。このプロジェクトは、東北ヘルプ、福島県キリスト教連絡会、日本イエス・キリスト教団、日本同盟基督教団、日本国際飢餓対策機構とクラッシュ・ジャパンの6者により共同運営がなされている。前にクラッシュジャパンでスタッフをしていた塩津由芙子さんが、このプロジェクトのスタッフをしている。

2015年度に開催された7回のキャンプへの、のべ参加者は178名で、場所は県内、新潟、山形、岩手の各県だったという報告があった。2012年7月開催の初めてのキャンプから数えること26回のキャンプが開催されてきた。参加した人数は600名を超え、半数強が小学生だそうだ。

代表の木田惠嗣牧師(郡山キリス福音教会)が記した2016年度活動計画案の文章には切実な思いと叫びが満ちていた。
マイクロホットスポット化と呼ばれる状況が生まれ、線量の高い地点が点在していること、モニタリングポストに特有のスパイク現象(一時的に放射線量値が高くなる現象)が県内東部に見られることが語られた。また、152名の子どもたちが、甲状腺がんまたはがんの疑いがあるという報告があった。

当初5年間ということでスタートしたふくしまHOPEプロジェクトは今年5年目を迎えた。子ども保養の必要を覚えている方々はまだまだ多く、昨年12月のキャンプには定員の倍以上の申し込みがあったと言う。ただ、県内の教会やプロジェクトスタッフたちも「ひとつの区切り」と言う時を迎えているのも事実だ。

ふくしまHOPEプロジェクトの働きは、福島県の子どもたちの将来のために、今なされている活動のひとつだ。「子どもたちのために」というこの思いが、県内のキリスト教会でこれからも共有されていくことを願う。クラッシュジャパンは、ふくしまHOPEプロジェクトの共同運営委員としてこれからも広報面で協力しつつ、祈りながら関わっていきたい。

福島県と言う「ひとつの地域」の課題と限定することは、その課題を抱えながら歩んでいるキリスト教会の疲弊にもなっていきかねない。日本のキリスト教会に神さまは何をチャレンジしておられるのだろうか?キリストの心を持ち、隣り人として生きるとはどうすることなのだろうか?

クラッシュジャパン チームリーダー
永井敏夫

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オアシスライフケア

東日本大震災から五年目に入ろうとしています。クラッシュジャパンでは、宮城県内での緊急支援活動の際に森郷キャンプ場をベースとして使用させて頂きました。国内外からのボランティアのみなさんが、宿泊し、祈り、賛美した施設です。この施設の現状が、以下のオアシスライフケアの活動レポートに記されています。続けてお祈りください。

http://oasislifecare.org/report/repo15.pdf

震災から間もなく五年です。このレポートを通して、被災地および私共の現状と今後の取り組みについてご理解いただき、引き続きのご関心・ご支援をお寄せいただけましたら幸いです。

被災地を覚え続けてくださる皆様の上に、神様からの豊かな恵みと祝福がありますように・・・。
オアシスライフケア

心のケアトレーニングセミナー

心のケアトレーニングセミナー
日時 2月8日(月)10:30am-12:30pm
場所 東久留米市・松川プレイス ハーベストホール
参加費 500円
来週2月8日(月)3回目のサバイバー(被災者)ケアのトレーニングセミナーが開催されます。心のケア・コーディネーターの郭ヘレンさんがリードしてくださいます。
時間の許される方は、ぜひ、お集まりください。

「災害対応チャプレン養成コース」

2月に行われる「災害対応チャプレン養成コース」のご案内です。詳しくは以下のチラシをご覧下さい。

まだ部分参加の枠は多くあります。会場は100名は収容できます。どなたでもご参加できます。お時間のご都合のつく方々にも部分参加を願っております。部分参加は研修費のみの支払いとなります。1回3000円、2回以上5000円です。当日参加でもいいのですが、できれば、メール(info@drcnet.jp)で参加の旨をDRCネットまでご連絡いただけると人数の把握にとても助かります。

1チャプレンシーセミナー

<フェイスブックより…>

【情報提供】「災害ボランティア対応プログラムのご案内」主催:特定非営利活動法人PSV JAPAN今回のセミナーでは、臨床心理士・ICISF認定教官の郭 ヘレン先生から災害時におけるピアサポートボランティア(PSV)としての対応のあり方、そして自らのセルフケアなどのストレスマネジメントを教えて頂きます。自然災害が多い日本では、現場で支援活動を行う支援者への心理的サポートが非常に重要です。災害現場で対応する支援者のストレスマネジメントは、心理的影響を軽減し、支援活動を健康的に継続するために不可欠です。このセミナーでは、災害支援団体がICISF(国際危機的出来事ストレス財団) のグループ危機介入コースの手法の災害対応、特にボランティア活動の場面でどのように活用するかを学んで頂きます。《講師紹介》郭 ヘレン, MA, CCIMSICISF認定教官学位: ヒューマン・サービス・カウンセリング修士号取得その他: グリーン・クロス・トラウマトレーニング米国において歴史の学士を修了後、中学校や高校の教員を務め、その後心理学の修士号を修める。東日本大震災後には、災害支援団体の一般社団法人CRASHJapanを通して東北各地で被災者や支援者のための心のケアと支援に取り組む。個人カウンセリングに加え、各地で傾聴セミナーと心のケア・ワークショップを開 催。日本の居住歴は30年以上。《講師より一言》「瓦礫の撤去や炊き出しに止まらず。、適切な訓練を受ければ、被災者、対応者、ボランティアとして、強力な影響力を持つことができます。支援のための優れたテクニックを学び、ストレスを管理できるピアサポートボランティアになりませんか?」災害ボランティア対応プログラム 参加申込《日時》2025年1月25日(土) 10:00〜12:00《Web On Line》このセミナーは、オンラインZOOMを使用したプログラムになっております。◉ 参加費:利用会費として一口、¥3,500 円 ◉ セミナーの参加申込、参加費は、参加登録時にPeatixにて申込をお願いいたします。参加申込:https://crisisvolunteer25jan2025.peatix.com◉ 今回のセミナー開催の1週間前に、ZOOM ID,Pass Code、テキストも添えてメールにて配信させて頂きますので必ず記入してください。《問い合わせ》お問い合わせの際には下記までご連絡をお願い致します。特定非営利活動法人PSV JAPAN 川上守利npo.psv.japan@gmail.com ... See MoreSee Less
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栗原一芳先生が天に帰られました。 かねてから療養しておられた栗原一芳先生は12月7日にお亡くなりになりました。 私の記憶を辿ってみると、クラッシュジャパンが2011年の東日本大震災被災者支援の活動をはじめた時から先生は関わっておられました。初めは広報部門におられたように思います。 暫くして、先生は自らが江戸っ子ということもあってか、首都圏の教会防災ネットワークの構築に重荷を持って活動を始められたように思います。 首都圏の諸教会にこつこつと足を運び、地域の牧師会で防災ネットワークの大切さを語り、またクリスチャン新聞に啓蒙の記事を連載されました。そう言う意味では、栗原先生は、現在の首都圏教会防災ネットワークの生みの親と言えます。 先生は触媒として、またアドバイザーとして、人々を励まし、促し、建て上げる役割を全うされたと思います。また先生のお話は分かりやすく、かつインパクトがありました。 首都圏にあるひとつひとつの教会ネットワークが、栗原先生の遺志を継いで(蒔いてくださった種が益々成長して)、更に活性化し生き生きとした実働を志向した繋がりを保ちながら歩んでいけますようにと心から祈ります。 代表理事 永井敏夫 ... See MoreSee Less
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