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<最近の投稿>

教会防災ネットワークセミナー報告

2013年10月8日、上野ホーリネス教会を会場に荒川区、台東区、墨田区、江東区、中央区といった隅田川沿いの教会に呼びかけてセミナーが開かれた。DRCネット首都圏災害対応プロジェクト主催、クラッシュは共催。参加者40名ほどで、午前中のセミナーは3つのセッションが行われた。初めはクラッシュジャパン次期東京災害対策担当の栗原による「東京に影響を及ぼす地震の予測被害と対策」。パワーポイントのプレゼンで通常のプレゼン内容に、特に水害が出やすいゼロメートル地帯の情報や東京の地下水上昇問題を加えた。続いてJEA援助協力委員会委員長で会場教会の主牧である松本順師による「教会防災ネットワーク形成」についてのプレゼン。災害時に歩いてゆける距離での「助け、助けられる関係作り」が強調された。最後はクラッシュジャパン代表理事のウィルソン師が「災害弱者対策」に関して講演した。今回のハイライトは救世軍の協力による災害時給食実演と給食車(キャンティカー)の紹介。20分で100食分のご飯が炊けるキッチンシステムを使って牛丼を作って試食。昼食後は、スモールグループに別れネットワーク作りのワークショップ。それぞれの教会の地域のハザードや防災対策についお聞きした。教会ネットワークの目的は「顔の見える防災コミュニティの創出—助け、助けられる関係づくり」。台東区では7つの教会の協力体制が作られた。

次期東京災害対策担当:栗原一芳

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フィリピン ザンボアンガでの子供トラウマキャンプの実施

 

クラッシュジャパンのフィリピンでのパートナーであるフィリピン•チルドレン•ネットワークは11月末に先遣隊を現地に送りました。台風ハイアンによって現地の避難民施設は大きな被害を被っており、政府の援助が行き渡っていません。

最大の心配事は、子供の安全確保と子供たちのトラウマからの回復です。ザンボアンガのマンパン小学校でてオペレーションセイフの子供トラウマキャンプを12月26日から31日まで実施します。この学校は現在は避難所として使用されています。このキャンプが今後予定されているフィリピンでの子供トラウマキャンプのモデルケースとなります。このキャンプを通して現地の教会スタッフをトレーニングして、今後の子供たちの心のケアの働きを継続します。

アジアに羽ばたく ぴぃちゃん

みなさんがペンギンが飛ばない鳥/飛べない鳥だと知っていましたか?「もちろん!」と言われるかもしれません。でもなんと「オペレーションセイフ•プログラム」のメインキャラクターであるペンギンの「ぴぃちゃん」が、今世界に羽ばたこうとしています。

災害後の子どもたちの心のケアをする「オペレーションセイフ•プログラム」は、2008年中国の四川地震の後に生まれました。その後も、ハイチ、チベットの災害後子どもたちのトラウアケアのために行われました。そして現在で東北の子どもたちに対しても行われているトラウマケアのプログラムです。そして、今、東北の各地で活躍しているこの「ぴぃちゃん」が、日本を飛び出し、アジア各地の子どもたちの心のケアの大使として、羽ばたこうとしています。

実はこの記事も、インドネシアのバリ島で行われているオペレーションセイフの指導者養成セミナーの合間に書いています。今後フィリピンのマニラや韓国のソウルでも同じセミナーを行い、「ぴぃちゃん」は大きく羽ばたいていく予定でいます。

なぜ「ぴぃちゃん」は、日本を飛び出したのでしょうか?日本では「ぴぃちゃん」が必要なくなったのでしょうか?いいえ、そうではありません。今もこれからも「ぴぃちゃん」の活躍の拠点は日本にあります。私たちはもちろんこれからも東北や日本各地でボランティアの方を募ってオペレーションセイフ•プログラムを開催して行きます。

そしてオペレーションセイフにつながるボランティアの方たちに、「心のケア」についての理解と知識を深める

セミナーを提供していきます。でも私たちは「ぴぃちゃん」を日本で独り占めにしてよいのでしょうか。子どもの心のケアに重荷を与えられた私たちは、一人でも多くの子どもたちの手助けをしたいと思います。そして私たちに「分かち合いなさい」と言われる主に従って「ぴぃちゃん」を独り占めすることはなく、主の導きに従い、アジアの人々の招きによって「オペレーションセイフ•プログラム」をアジア各地に紹介しています。

実は「オペレーションセイフ•プログラム」は、自然災害後だけでなく、アジア各地の紛争地、難民キャンプ、スラムなどのたくさんの子どもたちの心のケアに有効です。そして子どもたちの心のケアを行う有効なプログラムが今までなかったこともあり、今、「オペレーションセイフ•プログラム」はアジアで、多くの子供達に求められているのです。

飛べないペンギンの「ぴぃちゃん」は、日本とアジア諸国の招きの声に導かれ、主の力と共に、これからもたくさんの子どもに手を伸ばして主の愛を伝えていきます。共に手を携えて進んで行ってください。どうぞ、みなさまのお祈りでこの働きを支えて下さい。

オペレーションセイフ担当  ウィルソン 利恵

Typhoon Haiyan Child Trauma Response - Philippines

防災セミナー情報

防災ネットワークミィーティング
日時:2014年6月29日(日)教会防災Net NHK(新座、東久留米、清瀬) (清瀬福音自由教会)
日時:2014年6月24日(日)板橋防災Net 7 pm~(板橋合同教会)
日時:2014年4月27日(日)教会防災Net NHK(新座、東久留米、清瀬)
日時:2014年4月22日(火)板橋防災Net 7 pm~(SonRise cafe)
日時:2014年1月26日(日)教会防災Net NHK(新座、東久留米、清瀬)(日本基督教団 東久留米教会)
防災セミナー
日時:2014年 1月25日(土)午前10時よリー12時
会場:中央区晴海区民館2号室です。
主催:一般社団法人brave action
講師:栗原一芳(クラッシュ次期東京災害対策)

<フェイスブックより…>

東日本大震災から13年(3.11の報告) 東日本大震災から13年目となる今日3月11日。東北各地で追悼集会が開かれたことと思う。 私は石巻市のキリスト教会にて開催された「愛と希望のコンサート」に参加の機会を得た。100名弱が集い、救世軍バンドの演奏や、クリスチャンである小学校長先生が発災時に、祈りながらどう決断したかを元にした落語や、賛美を聞き、共に歌った。 14:46になり、例年より小さな音のサイレンが聞こえてきた。その後、献花、祈りが続き、また能登半島地震で被災された方々のことを覚え、義援金のアピールもなされた。  震災で亡くなった方々の命日である3月11日。いのちの尊さを改めて思い、感謝し、生きていこうとしている全ての方々に、キリストの愛と希望がこれからも届いていきますように。  2024年3月11日 永井敏夫 ... See MoreSee Less
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東日本大震災から13年目 3月5日(火)、福島県キリスト教連絡会(通称FCC)が呼びかけにより、東日本大震災からのそれぞれの歩みを振り返る集いが、須賀川シオンの丘であった。私は沼澤克己先生(相模原ミッションみちのく、クラッシュジャパン監事)と参加した。 10人の小さな集まりだったが、互いの振り返りを聞きながら、自らの歩みを思い起こしながら、分かち合った。 「無我夢中だった。」、「震災直後、外が真っ暗な中、十字架に灯ったあかりを見て、有り難さが分かった。」、「何とも言えない思い。」など、言葉を選びながらさまざまな思いが語られた。 全国にある54基の原発の安全性を心配する思い、本当の豊さとは何かを考えていく大切な営みについても分かち合われた。 「地方は決しておまけではない。地方が活性化していく中で、国全体が豊かになっていく。」という表現が、教会にも通じると言及され、なるほどと思わされた。 新型コロナ禍の中、2021年11月に開かれた「宣教フォーラム福島」でなされた5人の方々の祈りのことばを改めて口ずさみたいと思った。    最後に、能登半島地震で被災された方々を覚え、能登ヘルプを通してこれからも主がなしてくださることを信じ祈った。(福島県キリスト教連絡会と能登ヘルプは、共に地域の放送伝道協力会が母体となって誕生して活動している。」                        永井敏夫 ... See MoreSee Less
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2月18日(金)半年ぶりに秋田を再訪した。  2019年以来の実際の再会が叶ったという秋田伝道協力会にまず出席。会場は、昨年夏の豪雨被害後に修繕がなされた秋田中央キリスト教会の会堂で、5名の牧師方が集まった。 このネットワークは、秋田市とその近隣の市にある20弱の教会の繋がりで、昨年夏秋田中央キリスト教会会堂と牧師館が被災した際には、猛暑の中、さまざまな牧師、信徒方が作業に駆けつけていたことを思い出す。 出席された牧師方に私は、「能登ヘルプ」ができた経緯と現在の動きを紹介し、その後質疑応答の時を持った。まるで秋田伝道協力会の再発足式に立ち合ったような感じがした。 その後、牧師館を牧師方と訪問、見学した。見違えるようになった一階を見てうれしく思った。 18日(日)には、秋田中央キリスト教会にて礼拝。神の計画と愛に改めて一同で感謝しながら礼拝する恵みにあずかれて感謝だった。永井敏夫 ... See MoreSee Less
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